第98回 人事制度研究会のご案内
日本人材マネジメント協会 人事制度研究会では、人事制度(等級制度、報酬制度、評価制度)の構築や運用、管理職評価スキルなどの人事評価制度領域をはじめ、キャリア、人材育成、組織マネジメントなど関連する領域もターゲットとしております。
メンバー発表によるケース演習、ゲストスピーカー講演、意見交換(相互コミュニケーション)等を通じてこうした領域についての知見を深めています。
第98回人事制度研究会は以下の日時にて行います。
■2024年1月25日(木)18:30~20:00
■会 場:Zoom(ズーム)を利用したリモート開催です。
参加お申込み頂いたみなさまには別途当日のZoom(ズーム)アクセス先をご連絡致します。
■内 容:
主催者・ファシリテーター:岡田英之さん(JSHRM執行役員・人事制度研究会主催)
テーマ:労働力人口減少社会におけるエッセンシャルワーカーの役割
~エッセンシャル・ワークやシャドウ・ワークの本質を考える~
コロナ禍を契機に注目されたエッセンシャルワーカー。「生活必須職従事者」とも呼ばれ、 医療や福祉、第一次産業や行政、物流や小売業など、社会に不可欠な職種(仕事)を指します。労働力人口減少社会を迎え、こうした職種(仕事)の担い手を確保することが社会問題になりつつあります。
一方で、エッセンシャルワーカーの待遇(処遇)の悪さも大きな課題です。『ブルシット・ジョブクソどうでもいい仕事』の著者デヴィット・グレーバーは、「エッセンシャルワーカーたちは本物の仕事(リアル・ジョブ)をしており、“他者に便益をもたらし”、“世の中に意味のある影響を与える”存在である。それにもかかわらず報酬や処遇はぞんざいで、冷遇されている現状がある」と評し、ブルシット・ジョブと対比(倒錯した関係)して論じています。
一体何が起きているのでしょうか?なぜこのようなことになっているのでしょうか?仕事が社会に不可欠で価値があればある程、仕事をする人が軽んじられるという矛盾の原因はどこにあるのでしょうか?またシャドウ・ワークという、専業主婦などの家事労働など、報酬を受けない仕事についても同時に考える必要があります。
今回の人事制度研究会では、労働力人口減少社会におけるエッセンシャルワーカーやシャドウ・ワークの存在と意義について意見交換をしたいと思います。
『エッセンシャルワーカー 社会に不可欠な仕事なのに、なぜ安く使われるのか』
田中 洋子 著
進め方:
参加を希望される方は、『エッセンシャルワーカー 社会に不可欠な仕事なのに、なぜ安く使われるのか』田中 洋子 著をお読み(可能な範囲で)の上ご参加ください。
①主催者である岡田英之より、意見交換のネタ提供として、書籍内容のポイントを20分程度で説明します。
②参加者のみなさんにご準備頂いた(ご持参いただいた)考え方、意見や思いを順番にご紹介頂き、意見交換(ディスカッション)していきます。
■定 員:今回の研究会は意見交換(ディスカッション)による発散がメインとなります。当日参加の皆さまにできるだけお話頂く時間を確保するため最大20名とさせて頂きます。
■参加費用:無 料
*参加希望の方は、1/24(水)までにFacebook参加フラグか下記URLより申込みお願い致します。